ホームページやその他のWebライティングを依頼したことがある方は、どんな風に制作が進んでいきましたか?
質問項目に事前に回答して、意向などをミーティングして開始されているのでしょうか。
それでは、十分なメッセージになりません。うちではクリニックやサロンの顧客のインタビューを最低でも5名はさせていただいています。「そこまでするんですか?」と個人事業者の方は言われますが、大手企業では当たり前に行われているとても大事なマーケティング戦略です。
なぜなら、それをしないことには、独りよがりのメッセージになってしまうからです。
目次
的外れのメッセージ
運営側のセルフイメージと、顧客が抱いているイメージというのは、ずれるものです。
選ばれている理由は、アンケートや顧客に聞いてみないことには、想像と異なっていることが多いのです。
たとえばクリニック側が、うちの売りは技術力の高さだという認識があっても、実際に口コミで選ばれている理由が先生の人柄ということも起きます。
このずれを知覚しないで、先生側のインタビューだけで制作を進めてしまうと、メッセージがずれてしまうのは想像に難くありませんね。
選ばれている理由の方を訴求する内容で、メッセージを作っていきます。
顧客の心理を知るメリット
顧客の方にインタビューを重ねていくうちに、顧客のニーズが再定義され、運営の方向性を調整し直すこともあります。
どんなニーズをもった方に、何を伝えると成約に繋がるのかが、インタビューによって浮き彫りなっていきます。
ブランディングだといって、イメージだけを先行させてニーズのないところで、いくら目立ったとしても見られるだけで、購入には結びつきません。
顧客の潜在的な欲求やニーズを掴み、そこにマッチする強いメッセージを伝えていくことが必要です。
よって、小規模であろうとも顧客のインタビューというのは欠かせないのです。
ニーズの引き出し方
理想客の深層心理を引き出すようなヒアリングが有効です。その際に重要視した方がいいのが、実際に顧客がとっている行動です。
いやいやながらでもしている行動には意味があります。
理想を語るけど、行動していないことには、ニーズは低いと見られます。
口ばっかりの人って信用されませんけど、やっぱり本心は言葉だけでは語られないということでしょうね。
他人の事として語ってもらう
自分の話としては、言いにくいような内容も第三者の他人の話としてなら、語りやすいものです。
一般的な話をしてもらったとしても、それは語る人の目を通して語られる世界です。第三者視点で語られている内容が目の前の人の価値観として大いに参考にできます。
また面と向かって、商品やサービスの批評もしにくいものです。反対の傾向のある商品に対してどう思うかなどから、その本音を探っていくことも可能です。