マーケティング

ターゲットを絞るか絞らないか

ターゲットを絞る派か絞らない派で、意見が別れるようです。

絞るか絞らないかの二者択一ではなく、場合分けが必要なので、見ていきます。

ターゲットを絞らないでよいとき

もともとニッチなビジネスをしているとき、そもそも競合がいなければ、ターゲットを絞る必要がありません。

そのビジネス自体が絞りに絞られていてニッチになっています。

たとえば「インド占星術」などは、占いの中でもインドに絞られているので、その手段を掲げるだけで集客ができます。

「インド占星術やってま〜す」

というだけで集客ができるのですね。

一方で、西洋占星術だったりタロット占いだと、たくさんの人が手がけているので、その占いが「誰の何の解決に向けて」行われているかを掲げて、テーマを絞る必要が出てきます。

たくさんの中から選ばれるということは、そういうことです。

ターゲットの絞り方

ときどき、コンセプトを考えずに、マニアックな手段で選ばれようとする人がいます。

けれど、二律背反で、選ぶ人も少ないというリスクが出てきます。

大きなニーズがある中で、自分がうまくできることに絞ることが成功への道です。

パイが大きい中で、自分の特性に合わせて絞る!これがミソです。

たとえば、人に話を聞いてもらいたいというニーズはたくさんあります。

その中で、コーチングで解決しますという人もたくさんいます。

その中で一番になって目立つのは、並大抵のことではありませんね。

テレビに出たり、SNSで目立ちますか?

そうではなくて、悩みに特化させて相談に乗るということを掲げると

「この人だと、わたしの悩みがわかってくれそうだな」

ということで選ばれるのですね。

その悩みの種類を扱っているコーチもたくさんいるようだと、さらにサービスメニューや人柄などで差別化していくことになります。

どんなお客様に、どんなあなたの特徴が伝わればいいのか、よく考えてみてくださいね。

お客様の特徴を以下の3つに絞って洗い出してみてください。

解決したい悩みは何か

お客様が解決したい問題はなにか。何を悩んでいるのか。何を求めているのかを明確にします。

それはアンケートをとってもいいですが、本当の深い悩みを知るためには、インタビューをした方がよりリアルなリサーチができます。

悩みをもっている人はどんな人か

性別、年齢層、収入や仕事の種類などで、どのような人かを特定し、さらにそれらの人が普段何に興味をもってどんなことを考えているのか、を調査します。あなたのサービスを必要としている人が、どんな人なのかリアルに想像できるほどにアプローチがしやすくなるでしょう。

その悩みは、どのように解決されているのか

競合リサーチになりますが、それらの悩みはこれまでどのように解決しようとしてきたか、それらが解決できなかった理由、不満だったことを調べて、自分のサービスの解決事項に取り入れていきます。

こうして、あなたがお客様を選ぶから、お客様からも選べるようになるのです。

 

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