中小企業のSDGsへの着手は、再生可能エネルギーへの切り替えがおすすめの理由

SDGs

最近SDGs(持続可能な開発目標)を掲げる企業が増えていますが、
中小企業の多くが「まだ、これから」という状況のところが多いようです。

簡単に取り組めるものとして、再生エネルギーを使った新電力に切り替えるという手もあります。

ただ、太陽光発電を導入するとなると、電力の供給は安定しているのか、
不足したときに電力価格が上がるのではないかという懸念が残ります。

これらの心配を全てクリアにしているのが、新電力サービス株式会社が提供する電力です。

同社代表取締役社長の沼田様に詳しくお聞きしました。

新電力サービス株式会社(https://www.shindenryoku-sv.co.jp
代表取締役社長沼田洋一様プロフィール

2014年9月に同社を設立。大手新電力会社「エバーグリーン・マーケティング株式会社」の正規代理店として再生可能エネルギーや、中小企業向けに安い電力の供給をめざして創業。大学卒業後15年間、大手電気メーカーの代理店に営業職として勤務し、自動車会社や自動車部品会社の向けに電子機器を販売。その後、家業の電力会社の解体工事を15年にわたり手伝い関連事業で独立。

ー新電力の電力供給が安定している理由を教えてください

信頼できる供給元のイーレックス株式会社

沼田さん:「東証1部上場のイーレックス株式会社が、電力の販売代理店を募っていたことがきっかけで、
新電力の販売代理店になることを決めました。

2016年4月1日より電気の小売業への参入が全面自由化され、家庭や商店も含む全ての消費者が、
電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになりました。
ここから多くの企業が電力の販売に参入しましたが、イーレックス社は、
それより15年以上前の2000年から許認可を得て電力の販売をしてきた会社です。

そんな老舗企業とも言える企業ですから、技術の開発や研究も他社より一歩も二歩も
先んじており信頼がおけます。
同社のバイオマス発電は、全国でもトップの技術とシェアを誇ります。
現在、全国にバイオマス発電所を建設中です。

「新電力にすると停電の心配はないの?」と聞かれることも多いですが、
国の電気事業法によって、電力の供給は守られています。

仮に、電力会社が倒産、事業の継続をしなくなっても停電がないような仕組みが
法律で整備されているのです。

弊社の電気の供給元のエバーグリーン・マーケティング株式会社は
東京電力の資本が入っており、新電力で一番経営が安定しているので
倒産の心配はほぼないのですが。

バイオマス発電とは

(沖縄県うるま市のバイオマス発電所)

バイオマス発電とは、木屑などの天然の材料を直接燃焼したり、ガス化したりすることで
発生した熱量をエネルギーに変換する発電方式です。
元々地上にあった炭素を燃やして変換するという意味に置いて、
炭素を増やさない発電として再生可能エネルギーとして位置付けられています。

カーボンニュートラル(脱炭素)の目標値達成に一役を買っているわけですね。

イーレックス社は、東南アジアのヤシ殻を主な原材料として発電しています。
これまでは捨てられていたヤシ殻を使って発電の原料にしているのです。
捨てるものを再利用しているだけでなく、同社は東南アジアの国々でヤシの木の植林も行っています。

東南アジアの国々では、パーム油を採るために焼き畑でヤシを栽培しています。
イーレックス社は採取するだけでなく、栽培をすることで環境保全の一役を買っているのです。

自社で発電をしているから価格の変動が小さい

昨年の冬は電力が高騰しましたが、今年も冬になって電力が不足気味で値上がりしています。
太陽光発電では、冬の間は発電量が減りますし、現在も原子力発電が稼働していないにもかかわらず、
冬の電気使用量は増えるので、どうしても値上がりしてしまうのです。

一般的な電力の小売業者は、卸売電力市場から電力を購入して販売していますが、
卸売電力市場は、相場によって電力が大幅に上下します。

うちは、自社発電ですので卸売電力市場とは関係ありません。
だから価格の変動が比較的ないんです。

ー新電力への切り替える企業側のメリットを教えてください

電気代が下がる

一般的に「環境に配慮したものは価格が高い」という印象をもたれがちですが、
再生エネルギーを利用した新電力に関しては、決して高くはならず、
東京電力で契約されている価格よりも安いことは間違いありません。

ただその割引率が、「環境に配慮しない」新電力よりも低くなってしまうのも事実です。

環境保全活動の一環として

ドイツなどは、環境に配慮する意識が高いようですが、日本はそこまでという感じでしょうね。

けれど、石炭をはじめ化石燃料からの転換を測っていかないと
2050年までにCO2排出ゼロにするのは無理ですから、
これからもっと需要は高まっていくのは間違いないと思います。

企業のイメージアップ

昨年からショッピングバックも有料化され、一般にもSDGsの意識が高まってきているので、
企業側も何らかの動きを見せる必要性が出てきています。

なにもしないと社会貢献性の低い企業と見られかねません。

SDGsに配慮しているということをPR材料にして、
企業のイメージを高めていく必要性が高まっているのではないでしょうか。

中小企業へのメッセージをお願いします

今後企業は、社会貢献性がより求められる時代に

昨今、社会貢献性の高さが、今後の企業の生き残る戦略の一環として用いられるようになってきています。

若い世代を中心に、社会貢献に取り組む企業の商品の購入やサービスの利用に対して前向きな顧客が増えているからです。

これは、その企業の商品を購入、またはサービスを利用することで
消費する側も社会に貢献したいという意識が高まってきていることを指します。

選ばれる企業になるには、以前にも増して社会貢献性が重要視される時代になってきているのです。

電力会社を切り替えるだけ、といえばそれまでですが、
環境に配慮する選択をしている会社であるということを示すだけでも新電力に切り替えるメリットは、
大きいとも思われます。

契約を変更する手間はかかりますが、変更に費用はかからないですし、
経営者としては簡単な選択ではないでしょうか。

新電力サービスの電力へ切り替えをご検討される方は、
こちらへご連絡ください。