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ターゲットの女性はどんな言葉を好むか
経営者の方なら、ロジックで人は納得し、感情で動くと、ご存知かと思います。
これはもちろん、男性の顧客も女性の顧客に対しても同じです。
ただ、女性向けの文章になると、どちからというとロジックよりも感情的な方が好まれると思われがちかもしれません。
本当はそれよりも、どんな女性に向けてのメッセージなのかを特定することが先決です。
ターゲット分析
- 何歳くらいで
- 結婚の有無や子供の有無、
- 住んでいる地域、
- 仕事の有無
どのような層にアプローチをしていくのかで、話題や言葉が違ってきます。
ターゲットに刺さるような発信にするために、すでに顧客がいる場合は、VIP顧客や理想顧客を分析します。
ターゲット顧客の関心は何か
顧客のライフスタイルの絡めて、商品やサービスの有効性を案内していきます。
日常生活のリアルな場面を想像できるほどに、購入する意欲が高まるので、できるだけ具体的な場面を想定して書いていくとよいです。
一方、ライフスタイルによらず、もっと根源的な女性の欲求を捉えてを語る手法が書かれている本があります。
けれど、ここに書かれている女性像は、より女性的な女性に当てはまるもので、男性的な思考もできる女性にはあてはまらないと思われます。
一般的な美容向けのサービスを展開されている方には、価値ある一冊となるでしょう。
少し内容をご紹介します。
プリンセス・マーケティング
男性にヒーロー願望があるように、女性にもヒロイン願望があり、それはお姫様のような物語をもっているというものです。
ヒーローが、敵を倒して勝利や栄光を勝ち取る物語なのに対し、女性は「本当の自分」が発見され、新しい世界で自分らしく生きていくという物語を原型としてもっています。
きっかけがあれば全てが変わる
プリンセス・ストーリーには、きっかけが必要です。
女性が占いを好むのもこの原型によるところがあります。
本来の理想的な自分に対して、今は偽りの我慢をしている自分なのです。それが何かのきっかけで自然と自分を取り戻すという願望を女性は持っています。
だから、頑張って何かを獲得するという文脈ではなく、何もしなくても本当の自分さえ見つかれば、全て解決するというシナリオが刺さるのです。
直感的にわかるもの
たとえば、化粧品の販売ページなどで、詳しく商材について説明してある数字のある表には、女性は関心を抱かない傾向にあります。
自分の見たい成分が大きな字でクローズアップされて見易ければ、自分の直感が確信に変わるので、購入に結びつきます。
男性がするような客観的な情報を比較検討するということは、女性には不要なのです。
自信のなさを払拭するもの
根拠のない自信をもちがちなのは、男性です。一方で女性は自信がないのがデフォルト設定です。
「結果を保証します!」という謳い文句よりも、じわじわと効いてくる方がしっくりきます。
逆に、保証というとプレッシャーをかけられるようで引いてしまうこともあるので、要注意です。
代わりに安心を提供するようにします。
顧客は何を読んでいる?
VIP顧客が、日経新聞を読んでいる女性だと、もっと客観的な事実を述べて男性に説明するような言葉を使うと良いでしょう。
読んでいる雑誌は?
SNSは使っている?
好きな本や映画や、漫画は?
好まれる言葉や情報は全く異なっていますから、顧客が受け取りやすい言葉を使っていきましょう。
発信の内容で、自然と合うお客様も集まりますから、取り繕う必要はありません。
けれど、ギャルっぽい人向けか淑女向けかで、絵文字の装飾なんかは使い分けた方がいいですね。