マーケティング

優良顧客を少しずつ集めないといけない理由

世間の人をあまねく集客しようとしたら失敗します。自社と相性のよい人たちを集めなければ、多くを集めるどころか一人にも振り向いてもらえないでしょう。

安定経営を目指すために多くを集め過ぎない

繁盛サロンになろうと思うと、毎月何名もたくさん集客しないといけないと思われますか?

実は、安定した経営を目指すなら、大量集客はしない方がいいのです。

大量集客というのは、安いクーポンや割引サイトから集客して、そこから一部のリピーターを作る方法です。

大量に売るものが物販だったとしたら、まだいいですが、技術を売るとなると提供者はとても大変です。

仮にクーポンで100枚の激安チケットを売ったとしましょう。

そのうち、サロンの熱烈リピーターになってくれる方は10名前後でしょう。

100人のクーポンをさばくのに、一人オーナーのサロンだと3ヶ月はかかります。

3ヶ月でサロンの顧客を3名得られる方法なら、もっと他に楽な方法があります。

それはHPで検索して、お客様にきていただく方法です。

適切なキーワードで、ニーズの高いお客様が検索してくださるように設定すれば毎月3名は、着実に得られます。

毎月3名の集客について、「それじゃ少ない!」と思われる方は、次を読み進めてください。

リピート率からLTVを考える

新規集客に力を入れるあまり、リピート率を軽んじてしまうことがあります。

リピート率を上げることは一番優先するべき対応です。毎月3名の一度きりのお客様が来られるというのと、毎月3名のリピーター様が増えていくのとでは、全然話が違ってきますね。

お越しになったお客様が100%次の予約も入れてくださり、毎月1回通ってくださるのなら、

サロンには18名の顧客が集まります。1年後には、36名にも!

そのうちお引っ越しや、出産などのライフスタイルの変化で、自然減があるとしても、HPが着実に新規のお客様を集め続けてくれているとどうでしょうか?

安心ではないですか?

技術向上に努める

もちろん、リピート率100%というのは、なかなか達成することはできないかもしれません。

技術力が高いだけで、放っておいても次の予約が入るとは限りません。

お客様が通ってくださるメリットと理由が、ちゃんと見通せる技術力が必要です。

ですので、技術の向上やご提案の質の向上については日々、技術者が努めることです。

また、リピーター様に楽しんでいただけるような創意工夫も欠かせません。

やることは山積みですので、「安けりゃいいの」というお客様の対応をしている暇はありません。

もちろん、サロンオープン時に練習がてら100人チャレンジしてみるのは、いいかもしれません。

慣れてきたら、しっかり自分の真のお客様と向き合える環境作りをしていくことをお勧めします。

ロマンと算盤を両立させる

サポート気質のある方は、感覚や感情が優位な方が多く、それが強みでお仕事となっています。

その分、どちらかというと論理思考が苦手だったり、理屈よりも直感で!という方が多いです。

一方、IT技術は、すべて論理で組み立てられている世界です。

理屈があっていないと、システムやアプリは動きませんし、構造がわかっていないと作れません。

同じようにホームページも、論理思考の弱い人が作ると、あちこちばらばらに情報が散乱し、見る人がぐるぐるあっちに飛ばされこっちに飛ばされ、「酔う」ようなページになってしまいます。

結果、すぐにページを離れてしまわれるし、もちろん予約には繋がりません。

論理的なことが、ちょっと苦手だなという方は、得意な人に任せましょう。

そして得意な接客やキャンペーン、SNSでの発信やお茶会などに注力していきましょう。

この予約に繋がるポイントがとても大切です!

たかが3名。されど3名。

この3名が大きな差になることは、サロンで仕事をしてきた人ならお分かりいただけると思います。

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