サロンの打ち出し方を考えるときに、よくやりがちなのが、近視眼的に全く結果に繋がらない検討を続けることです。
たとえば、オイルマッサージのサロンで言うと
「オイルの拘り」「商材の目新しさ」「技法の難しさ」など
についての検討です。職人的なサロンオーナーになればなるほど、その拘りを前面に出してそれを「売り」にしようとしがちです。
そして反響がない場合も、「もう流行りが終わったからな…」「拘りが伝わらなかったかな?」
と検討違いの悩みが続いていくことになります。
それは、それで正しいのですが、ちょっとその前に、場合を分けて考えることをおすすめします。
目次
OATHの法則をサロン集客に当てはめる
OATHの法則とは、人の購買心理を考えたとき、相手が今どんな状態なのかを知り、お客様の状態によってアプローチを変えるマーケティングの手法です。
Oblivious:気がつかない・・・たとえばオイルマッサージについて知らない層
Apathetic:無関心な・・・オイルマッサージについて知っているが関心がない層
Thinking:検討・・・オイルマッサージについて知っていて、受けようか検討している層
Hurting:困っている・・・オイルマッサージを受けたことがあって、今困っていてすぐ受けたい層
相手の事&状況を知る
サロンのアピールをしようとするときに、どの状況の相手にアプローチをしようとしているのかを考えると伝える言葉が変わってきます。
具体例で考えてみましょう。
Oさんは、疲れに気がついていない。もしくは放置しているような人
Aさんは日常的な疲れを感じていてるけれど、マッサージで解決できるとは気がついていない人
Tさんは、疲れをマッサージで解消しようかなと考えている人
Hさんは、たとえばアーユルヴェーダがとても効くから、アーユルヴェーダ のお店の中で自分に拘りのあるぴったりなお店を探そうとしている。もしくは、既にお気に入りのお店に通い続けている人。
Oへのアプローチ
今は、無自覚な疲れについて、症状などを提示して、まずは疲れていることを自覚してもらう。そしてそれは放置しているとどのような不都合があるかを伝えていきいます。
元々無関心なので、目に留めてもらえない可能性が高いので、驚くような注意喚起が必要となります。
ちょっとショッキングな内容だったり、プレゼントキャンペーンや、ゼロ円で無料でやってみるなど、注意を引いて興味づけをするアプローチをします。
Aへのアプローチ
疲れをとる方法は、マッサージ以外にもたくさんあります。
温泉・サウナ、運動、サプリメント接種、旅行などなど
その中から、マッサージを選んでもらうには他の方法と比較してマッサージの利点を伝える必要があります。
オイルマッサージが、どんな人の、どういうときの、どんな症状に効くのかを伝えるようなアプローチをします。
文章には、「それわたしのことだ!」と思われるような内容で刺さるように書きます。
Tへのアプローチ
マッサージに関心がある人の中から、自分のサロンの提供している手法の素晴らしさを訴えていく必要があります。
こういう方たちへは、「拘り」「手法」「新しさ」などが重要になってきます。
検索キーワードで言うと、「ロミロミ、アロマ 、アーユルヴェーダ、インド占星術、西洋占星術、タロット」などで調べているような方です。
ここの層にアプローチする場合にのみ、職人的な拘りは有効になってきます。
Hへのアプローチ
今すぐ行きたい方のアプローチは、利便性です。
アーユルヴェーダに行きたいと決めている、もしくはお気に入りのお店があってすぐに予約を入れたいと感がているような方には、
すぐ予約が取れる、予約の便宜をはかってもらえる、アクセスが良い、カード払いのシステムがあるなどのアプローチが大切です。
今サロンが取るべき方法
ここまで読んでいただいたら、TやHの層にアプローチすればいいんだなと理解されると思います。
そして、TとかHの人にアプローチするには、施術名で探してもらうので、検索キーワードも同じもので設定します。
たとえば、アーユルヴェーダ、というキーワードで検索してもらえるようにSEO対策を施します。
ただ、そもそもTやHの人の人数は少ないので、人がたくさん検索している、つまり要望がある流行っている施術を選ばないといけないと思われるかもしれません。
だから、今流行っている手法を新たに習いにいって、サロンのメニューに付け加える必要があるとさらなる技術の獲得を検討されますか?
もしくは、エステサロンで高価な機器を購入しようとされました?
それはそうですが、もっとお金がかからない有効な方法があります。
これを知っていれば、流行りに右往左往せずじっくりあなたらしさを伸ばしていって、いつまでもお客様と相思相愛の関係を保てる方法があります。
これは、新しくサロンを始められた方も同様です。
あなたのお客様を獲得する方法をお伝えしていきます。
長くなりますので、メールマガジンでもじっくり、ご案内していきます。